こんにちは(^^)/

読書が趣味のもちおです♪

今日も前回に引き続き、効果的な読書方法について参考にしたいと思って手に取った本をご紹介♪

佐藤優さんの『読書の技法』という本でございます。。

佐藤優さんの『読書の技法』

だんごだんご

私は、読書するときに、技法なんて考えたことなかったけど、何か特別な読書の技法なんて、あるものなのかい?

もちおもちお

うん、読書の技法は色々あるんだなと思ったよ♪参考にできることはしていきたいなと思ったよ☆

著者について

まずは、著者の佐藤優さんの紹介をさせてもらいます♪

本の末尾に記載されていた内容を、そのまま下記に抜粋させてもらいます☆

佐藤優さん
  • 作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。
  • 1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2005年に執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。
  • 2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
  • 『獄中記』『交渉術』『外務省に告ぐ』『国家の「罪と罰」』など著書多数。

知らない人があまりいないのではないかと思う有名人ですが、このような経歴だったとはあまり知りませんでした。

いつも思うことですが、本を出版されている人って、やっぱり経歴が普通と違って、すごいですよね!

著書の概要について

読書の技法
  • 出版年:2012年08月
  • 著者:佐藤優
  • 発行所:東洋経済新報社

今回の本は、どんな内容なのか、ワクワクです☆

なかなかのボリュームでしたが、興味津々でページをめくり、一気に読み進めました☆

感想・書評・読み終えて感じたこと

まず、本の冒頭で、書斎や仕事場(執筆スペース)や普段使っておられるノートに読書しながら書き取ったメモ等の写真がドド~ンと載っているのですが、これには圧倒されました(笑)

これは、図書館、いやひょっとすると図書館以上のたくさんの本をきっちり保管されているんだなとびっくり!

普段どんな環境の中で、どんな感じで本を読んでおられるのか、視覚的にイメージできたので、この冒頭の写真、すごくイイなと思いましたし、よくぞプライベートな部分をさらけだしてくれたと感謝しました。

読み終わって一番に感じたことですが、時間が有限で貴重であるという強い意識をもって、強弱をつけながら、目的意識をしっかりもって、読書をされているなということでした。

月に平均300冊以上は本を読んでおられるとのことでしたが、まず基礎知識をしっかりと身につけて、その基礎知識を大切にしながら、既知の部分と未知の部分の中で、既知の部分は読み飛ばし、未知の内容を丁寧に読まれているとのことで、なるほどと思いました。

ちなみに、ひと月に読みこなす300冊のうち、1冊5分程度で処理する「超速読」が240~250冊、30分から2~3時間かけて取り組む「普通の速読」が50~60冊、熟読する本は、4~5冊というような強弱をつけておられるとのことで、ここまで強弱をつけて読めるのはスゴイなと思いました。

また、基礎知識の習得のために、高校レベルの教科書や学習参考書を活用することをすすめられていましたが、なるほどなと思いました。

以下に特に共感できた箇所を引用させていただきます♪

「完璧主義」を捨て、目的意識を明確にする・・中略・・「時間は有限であり希少財である」という大原則を忘れてはいけない。速読はあくまで熟読する本を精査するための手段にすぎず、熟読できる本の数が限られるからこそ必要となるものだ。速読が熟読よりも効果を挙げることは絶対にない。その意味では、「もう二度と読まない」という心構えでのぞむことが大切だとも言える。引用元:佐藤優(2012年08月)『読書の技法』東洋経済新報社(88ページ)

速読の目的が、熟読する本を選ぶためで、速読が熟読以上に効果を挙げることは「絶対に」ないと言い切ってくださっているところがいいなと思いました。

小説は「代理経験」としても読める。引用元:佐藤優(2012年08月)『読書の技法』東洋経済新報社(221ページ)

わたくし、もちおはあまり小説は読まない方なのですが、なるほどなと思いました。限りある人生の中で、自分が経験できることは限られるので、小説の中で代理経験を積めば、人としての幅が広がるだろうなと思ったので、これからは小説も読んでいきたいなと思いました☆

筆者の印象に残っている一例を挙げれば、デヴィッド・W・モラー『詐欺師入門 騙しの天才たち その華麗なる手口』(光文社)について、あるキャリア職員が書評をした。一級の詐欺師は、だました相手に「だまされた」という認識を持たせず、かえって感謝されるという。この技法が情報収集やロビー活動に使えるのではないかというのだ。実際この本に書かれている内容を少し変形して、情報収集活動に使ってみたら、確かに効果があった。引用元:佐藤優(2012年08月)『読書の技法』東洋経済新報社(264ページ)

この部分は、単純に、この『詐欺師入門 騙しの天才たち その華麗なる手口』の中身ってどんなものだろう、次に読んでみたいなと思ったので、引用させていただきました。

今回の佐藤優さんの本を読んだことで、時間を大切にし、目的意識をもって、強弱をつけながら読書をしていくという心構えができたので、良かったなと思いました♪

ということで、非常に簡単ではございますが、本日はこれにて失礼いたします☆

また会いましょう(^^)/