もちおです♪

コロナの終息をひたすらに祈り続ける毎日が続いております。。

今年は、外出自粛で、普段読書をしない方も、読書する機会が増えたのではないでしょうか?

わたしは普段からそこそこ読書はするのですが、久々に心が温まり、人生について色々と考えることができた本に出会えたので紹介いたします。

タイトルに記載したとおり、幡野広志さんの「なんで僕に聞くんだろう。」という本です。

幡野広志 なんで僕に聞くんだろう。

だんごだんご

どんな本なのか気になるから早く教えて教えて!

もちおもちお

まぁまぁ、そんなに急がなくても、これからご紹介させてもらいますよ♪

著者について

まずは、著者の幡野広志さんの紹介をさせてもらいます♪

本の帯に記載されていた内容がすごくうまくまとまっていたので、そのまま下記に記載させてもらいます☆

幡野広志(はたの・ひろし)さん
  • 写真家
  • 1983年、東京生まれ。
  • 2004年、日本写真芸術専門学校中退。
  • 2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事。同年「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。
  • 2011年、独立し結婚する。
  • 2012年、エプソンフォトグランプリ入賞。
  • 2016年に長男が誕生。
  • 2017年多発性骨髄腫を発病し、現在に至る
  • 著書に『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)、『写真集』(ほぼ日)、『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)。

やっぱり、特筆すべきは、2017年に多発性骨髄腫を発病されているということですね。余命3年と宣告されたそうです。。

ですが、本を読んでみると、とても余命宣告された方とは思えないほどの力強さと温かさがあって、本当にスゴイ方だと感じました。

また、元狩猟家ということで、5年間ほど実際に狩猟をされ、散弾銃も所持されていたとのこと。

とてもユニークな方だなと感じました。

著書の概要について

『なんで僕に聞くんだろう。』
  • 出版年:2020年02月
  • 著者:幡野広志
  • 発行所:幻冬舎

ガンを公表されたあと人生相談のメッセージがたくさん届き、ツイッターでたくさんの相談に応えられてきたのですが、文字制限のあるツイッターでは伝えきれないと考え、「cakes」で連載を始められました。
その連載の中から37コラムを選び、加筆修正されたものを出版されました。

ちなみに、「cakes」は定額課金のコンテンツ配信プラットフォームで、定額で料金を支払うと、サイト内の記事が読み放題となります。
わたしは、この本を読むまで、「cakes」の存在をしりませんでしたが、これを機会に購読するのもアリかなと思いました☆

感想・書評・読み終えて感じたこと

すごくイイ♪是非読んでみてほしい☆」これが、読み終わったというより、読み始めてからずっと思っていた率直な感想です!

読めば読むほど、幡野さんの魅力に引き寄せられていきました☆

すごく難しくて深い相談内容なんですが、ユーモアのある比喩表現を使い、クスっと笑えるジョークをはさみつつ、それでいて、きれいごとだけではなく、うそのない本音の回答をされています。

単にユーモアがあるというだけでなく、相談内容から相談者の状況を緻密に分析し、相談者にとって耳の痛いことであっても、ズバリとご自身の考えを述べられていて、「よくそこまで刺激的なことをズバリと言えるな、スゴイ人だな」と感じました。幡野さんの人としてのスケールの大きさや温かさをすごく感じました。

そして、単なる感情論で考えを述べられるのでなく、非常に論理的に考えを述べられるので、すべての回答に、「うん、そういう考えもあるよね!」と納得ができますし、読んでいると納得するだけじゃなく、心がジワ~っと温かくなる感覚になりました♪

この本には、人生について、色々と考えさせてくれる内容が多く、本にはたくさんの付箋がくっついたわけなんですが、以下に少しだけ、特に感動したフレーズを紹介したいと思います。

一番心に残ったのが、21歳の男性と付き合う41歳の女性が、男性からすぐに身を引くべきかという相談に対する回答の中で、「人が生きる理由」について、幡野さんの考えを述べられていた点です。

この相談に対する回答だけでも、心に響くたくさんのフレーズがあったのですけど、特に、

人は人それぞれの、しあわせを享受するために生きているのだと、ぼくはおもいます。これは身勝手な話かもしれませんが、ぼくの息子や妻でさえ、ぼくをしあわせにしてくれるための存在なのだとおもいます。引用元:幡野広志(2020年02月)『なんで僕に聞くんだろう。』幻冬舎(63ページ)

好きな人のしあわせを願うことができて、その好きな人が自分のしあわせを願ってくれることが、しあわせなんだとぼくはおもいます。引用元:幡野広志(2020年02月)『なんで僕に聞くんだろう。』幻冬舎(66ページ)

というフレーズが身に沁みました。生きる理由やしあわせについては、たまに考えることがあるのですが、非常に心に響きました♪

また、どうすれば幡野さんみたいな文章を書けますか?という相談に対する回答の中で、

本音で書くというのがぼくは大切なことだとおもいます。自分が日々感じていることや、自分がたどりついた答えを、ウソをつかないで書くということをぼくは心がけています。引用元:幡野広志(2020年02月)『なんで僕に聞くんだろう。』幻冬舎(122ページ)

と答えられていました。

幡野さんのような文章はどう転んでも書けませんが、本音で書くということを心掛けて、これからもブログを続けたいなぁと強く思いました☆

ということで、とても深くて為になる本なので、良ければ是非読んでみてください。

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